カラミ石の魅力(ASAGOiNGゼミU-18受講生作成!)

このページは、朝来市の中高生の学びの場「ASAGOiNGゼミU-18」の活動でカラミ石の魅力を知り、その魅力を多くの方に知ってもらいたく思い、ゼミ生で作成しました。

カラミ石の魅力と鉱山町

鉱山町だからこその「カラミ石」
「カラミ石」が生野の町並みの魅力を演出しています。
生野のまちなかで活用されているカラミ石の一部を紹介します!

カラミ石とは…

■日本人のもったいない精神が生んだ「カラミ石」

熱して液状にした鉱石から銀や銅などを抽出する製錬の際に、不要な岩石が溶けて分離されます。その不要な岩石が再び固まったものを「からみ」と言います。江戸時代の生野鉱山では、「からみ」は形がバラバラで河原などに捨てていました。
生野鉱山では明治13年から銅の生産が本格化したため、「からみ」も急増し、捨て場所に困り始め、そして、数年後、知恵者がカラミを箱型の容器に入れ、各辺が数10cmのブロック状に成型しました。それが、「カラミ石」というものです。

■19世紀末のリサイクル事業!

ブロック状に成型した「カラミ石」は、建材用にと1個2銭(1銭は今のだいたい200円ぐらい)で売り出され、安さに加えて石の中に残る金属成分の光沢も魅力だったのか、家の土台や塀、水路など生野の町のあちこちで使われました。その他、珍しいものでは、カラミ石でつくられた煙突や、カラミ瓦などもあります。不要だったものが、価値あるものへと再利用する、まさしく19世紀末のリサイクル事業だったともいえます。

■生野の「カラミ石」は日本一の大きさ!?

生野にある「カラミ石」は、各辺が数10cmのブロック状で非常に大きく、約100~150kgで非常に重く、日本一の大きさかもと言われています。日本各地の鉱山町では、同じようにブロック状に固められており、「カラミブロック」などと呼ばれているものがありますが、大きさは生野に比べもう一回り小さく、小さいものはレンガの大きさぐらいに固められているものもあります。

生野のカラミ石紹介

(1)カラミ石広場

時代とともに変化した異なる三種類のカラミ石やカラミ瓦が展示してあります。その他にも、カラミ石のベンチやカラミ石の井戸があります。井戸は、口銀谷銀山町ミュージアムセンターや甲社宅をはじめとしてまちなかでも見ることができます。

(2)新旧がシンクロした塀

新しく塀を作る時に、古いカラミ石の塀を残し、その周りに新しい塀が整備されているカラミ石の珍しい残され方です。

(3)山型のカラミ石を使った塀

直方体のカラミ石を積み重ねた塀です。一番上は山型のカラミ石が使われていてオシャレです。

(4)犬走り

カラミ石が犬走りとして使われ、家を引き立てています。

(5)江戸時代の「からみ」を活用した花壇

家の持ち主が土を掘っていると、大量の江戸時代の「からみ」が出てきたそうです。置き場所に困り、花壇としての使い方を思いついたそうです。

(6)カラミ瓦

カラミ瓦は、一般的な瓦より重いため薄くなっています。また、カラミ石瓦は、一般的な瓦より粘り気が少なく割れやすいため、あまり普及しませんでした。今でも残るものとして、とても珍しいです。

(7)土塀の中に眠るからみ

塀の中には土を入れていたそうですが、江戸時代の生野では「からみ」も入れていたそうです。下の木の隙間から見ることができますが、甲社宅ではこの様子を見えやすいように整備がなされています。

(8)禅操寺の階段

階段の端に珍しい山型のカラミ石がふんだんに使われています。

(9)L字型の塀

カラミ石を活用し見事にL字型に整備された塀です。
カラミ石は雨にぬれたり、光の当たり方によって見え方の変化します。その彩の変化を楽しむことができます。

(10)カラミ石ハウス

家の土台、犬走り、水路にカラミ石が多岐に渡り使われています。この家を建てた人は、非常にセンスがありますね!ASAGOiNGU-18ゼミ生は、この家を「カラミ石ハウス」と呼んでいます。

(11)教徳寺の階段と塀の土台

階段にも塀の土台にもカラミ石が使われている鉱山町らしいセンスあるお寺です。
さすがに、カラミ石のお墓はありませんでした。

(12)桑田邸

江戸時代の「からみ」が土の中に大量に眠っている場所です。江戸時代にはあまり製錬技術が発達していなかったため、金や銀が残っているかもしれません。一獲千金のチャンスかも!?
(敷地に入って掘らないでね)

カラミ石MAP

Let’s Try! ~見つけてみよう!2種類のマンホール~

生野町内の下水のマンホールは2種類あります。その違いは、マンホールに描かれている金香瀬坑口の絵に祠が有ると無いです。
その理由は、当初のマンホールの絵は金香瀬坑口の祠をそのまま描かれていましたが、マンホールを踏むと神様を踏むことになるので、
途中から祠のない絵に変更になったからです。間違い探しのようなほんの少しの違いがあるマンホールの蓋を歩きながら探してみよう!

古いマンホールのふた(祠あり)

新しいマンホールのふた(祠なし)

カラミ石だけじゃない!生野の名所・名品

■菊の御紋

シルバー生野に移転された生野鉱山新工場の正門は大小2組の門柱で、大柱は幅・奥行き1m高さは4.6mで、明治政府の所有を示す「菊の紋章」が入ってます。鉱石の道エリアにも「菊の御紋」の入った施設が残っています。

■生野ハヤシライス

昭和30~40年代に生野銀山の社宅でよく食べられたハヤシライス。当時の味をベースにしたオリジナルの味を提供する店が点在しています。

■生野盆踊り

京都から移住してきた山師が、娯楽・鉱山で亡くなった人への供養として都から踊りの使用を招いて振り付けをさせたことが始まりといわれています。尺八や太鼓、くどきなどで構成される行列踊りです。

■観光協会の紹介

道路側生野駅内にてパンフレットなど、展示されています。

生野へのアクセス

JRでお越しの場合

播但線 生野駅下車

  • 大阪より特急で約1時間50分(JR神戸線経由)
  • 神戸より特急で約1時間30分(JR神戸線経由)
  • 京都より特急で約2時間30分(JR山陰本線経由

自動車でお越しの場合

中国自動車(福崎IC)→播但連絡道(生野ランプ)にて下車してください

  • 大阪より約1時間30分
  • 神戸より約1時間30分
  • 京都より約2時間

活動の様子はこちらをご覧ください。

■ お問い合わせ先

朝来市役所あさご暮らし応援課

電話:079-672-1492

メール:teijuu@city.asago.lg.jp