町家café伍右衛門

 

 

2020年4月に和田山町でオープンした「町家café伍右衛門(まちやカフェごえもん)」をご存知ですか?


ご主人の宗像(むなかた)さんは岡山県備前市出身。全国のお城巡りが趣味だったことから、竹田城跡に魅了されたそう。
“仕事を引退したらカフェを開きたい”という夢を叶えるために、空き家バンクで見つけた家屋を改装してカフェを開店しました。

 

 

店内は古民家を改装した昔懐かしい雰囲気です。落ち着いた色合いの照明と、店内を包むコーヒーの香りが、自分だけの隠れ家に来たかのような安心感を感じます。

 

 

店内のあちらこちらに掛けられている暖簾(のれん)は、なんとご主人お手製です。

素敵な色合いのこちらは「弁柄(べんがら)」という土から取れる成分で染めており、お店の雰囲気とよく合う、とても味わい深い色合いです。その上防虫効果もあるとのこと。暖簾は店頭で販売もされているので、要チェックです。

 

 

このお店の看板メニューは、何といってもブレンドコーヒー。「伍右衞門ブレンド」(500円税込)は、なんと薪で火を起こし、こだわりの鉄釜で自家焙煎したコーヒー豆を使っています。丹精込めたその一杯は、このお店の中で一番コストも手間もかかるそうです。しかし一口飲むとその凄さがわかるはず!コク深く、重厚感のある味はご褒美時間にピッタリ。最初の一杯はぜひブラックで。

 

 

コーヒーだけでなく、食事のメニューにもご主人のこだわりが詰まっています。数あるメニューの中でも人気なのは「但馬牛すじカレー」(¥1,300税込)。

たっぷりの但馬牛がじっくりと煮込まれたトロトロのカレーは、ちょっぴり辛口でご飯が進みます。甘みのある肉の脂がカレーとよく合い、濃厚かつ上品なおいしさです!最高。

付け合わせのらっきょうは、マスターご自身が漬けたもの。キャベツのピクルスもさっぱりした味わいで、箸休めにするにはもったいないくらいです。抱えて食べたいくらいおいしい!

スープは淡路島産の玉ねぎを使っており、甘みも抜群。優しい味にホッとします。

 

こちらも人気の「麦とろ卵かけご飯」(¥800税込)。

卵かけご飯祭りのグランプリを3年連続受賞しているという、たつの産の「夢王(ゆめおう)」という卵を使用。黄身の色が赤々としており、味もとても濃厚!普段食べている卵かけご飯より旨みとコクがあります。

そこに、麦飯のつぶ感ともっちりとした「とろろ」が絡まり、とてもおいしいです。長芋は鳥取産の「ねばりっこ」という種類のもので、名前の通りとても粘り強い食感。

お味噌汁は、朝来産の丹波黒豆入りみそを使っているそう。優しい味で、とても温まります。
おばあちゃんの手作り 丹波黒大豆入りみそ

 

レジ前で販売されている醤油は、朝来の老舗醤油蔵元「こむらさき醸造」の「卵かけご飯醤油」。
但馬地醤油こむらさき醸造

町家café伍右衛門オリジナルのパッケージで販売されています。このパッケージはなんと、ご主人が岡山県の津山市まで和紙を買いに行き、手で1枚ずつちぎって作っているそうです!
一つ一つ印鑑を押して、思いを込めて作っており、温かみのある風合いが好評で、2ヶ月で400本売れたこともあるのだとか。ぜひ店頭でお買い求めくださいね。

 

 

お店を利用するお客さんの多くは女性客だそうです。ゆったり自分の時間を過ごすのも良し、友達と一緒にお喋りをするのも良し。ほっと一息つけること間違いなしです。気さくで温かいご主人とのお喋りも、とても楽しいですよ!

1階にはとっても素敵なお茶室があったり、2階の和室ではジャズライブなどのイベントを開催することもあるそう。イベント情報は店舗フェイスブックインスタグラムからご確認ください!

 

 

 

ご主人のこだわりと愛がたっぷり詰まった「町家café伍右衛門」。メニューはもちろん、店内に置かれているもの全てにご主人の思いが詰まっています。

ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。

 

店名:町家café伍右衛門

場所:兵庫県朝来市和田山町239

電話:090-1689-2183

駐車場:あり

定休日:火曜日(祝日は営業)

営業時間:10:00〜17:00 18:00〜21:30(夜は前日までの完全予約制)

投稿者プロフィール

ナグモナツミ

旦那の仕事で朝来市に3年間住む中で、朝来市Loverになりました。 5歳と3歳の息子あり。キャンプとパンとコーヒーが好き。 現在は西宮市在住。朝来市の魅力を紹介していけたらと思います!