「日本遺産×ツーリズム」モニターツアーに参加してきました!

 

養父市、朝来市にまたがる「鉱石の道」。

この鉱石の道を巡る1泊2日のモニターツアーに参加してきました!

 

日本遺産「銀の馬車道 鉱石の道」

【日本遺産「播但貫く、銀の馬車道  鉱石の道」】は平成29年に日本遺産に認定されました。

日本初の産業高速道路と言われる姫路から生野までの【銀の馬車道】と、金・銀・銅などの鉱物資源が豊な中瀬・明延から生野までの【鉱石の道】の2エリアから成る全長73kmの日本遺産です。

 

今回のツアーで巡るのは兵庫県北部、但馬地方の養父市・朝来市にまたがる「鉱石の道」

日本の近代化を支えた鉱山の歴史と、今も残る鉱山町の景観をまるごと体験できるツアーに出発です!

 

今回の旅は
1日目:JR八鹿駅から貸切バス→道の駅ようか但馬蔵(昼食)→あけのべ自然学校(探検坑道・街歩き)→ホテル→長寿の郷Gohanya(夕食))→ホテル

 

2日目:ホテルから貸切バス→神子畑鋳鉄橋(みこばたちゅうてつきょう)→神子畑選鉱場跡→羽渕鋳鉄橋(はぶちちゅうてつきょう)→道の駅フレッシュあさご(昼食)→史跡生野銀山→口銀谷銀山町ミュージアムセンター→JR生野駅

 

という、鉱石の道を順番に辿る、盛りだくさんの行程です。

 

道の駅ようか但馬蔵

道の駅「ようか但馬蔵」で昼食です。

お土産や特産品がずらりと並ぶ店内。

「ぼりたて(ほりたて)野菜」が揃う直売所もあるので、観光客だけでなく地元の方も買い物にくるおすすめスポットです。

 

ランチは【八鹿豚のさんしょ焼膳】。

 

養父市のブランド豚「八鹿豚」を焼き、その上から新鮮な野菜を乗せ、特産品の朝倉さんしょの効いたタレをかけていただきます。

朝倉さんしょの効いたタレと八鹿豚の甘み・旨みの相性は抜群でどんどん食べれちゃいます!

小鉢も4つ付き、お腹がいっぱいになりました。

 

tabiwa by WESTER

さてここで、今回のツアーにもう一つの「楽しみ」を与えてくれるアプリをご紹介します。

「tabiwa by WESTER」は、鉄道やバス、タクシーやレンタカーなどの交通機関や宿泊プランや予約、そして地域の観光素材を、スマートフォン等で検索・予約・決済することができる統合型サービスです。

この「tabiwa by WESTER」はアプリ版とWebサイト版があり、今回は旅先で簡単に使えるアプリをスマートフォンにインストールしました。

観光情報はもちろんですが、お得なクーポンが使えるとのこと!楽しみです!

 

ちなみに、道の駅ようか但馬蔵ではオリジナルノベルティのプレゼントでした!

 

 

あけのべ自然学校

次は「あけのべ自然学校」です。

明延鉱山閉山まで、明延の子どもたちが通っていた「明延小学校」を利用したあけのべ自然学校。現在は、兵庫県のプログラムである「自然学校」やスポーツ合宿、地域活動団体等を受け入れる集団宿泊施設として養父市の管理のもとに運営されています。一円電車体験試乗会や、明延鉱山探検坑道の予約もあけのべ自然学校で行われています。

 

探検坑道は、実際に鉱山が稼働していた様子をそのまま残し見学できるようになっています。岩が剥き出しになっていたり危険な場所もあるので、ヘルメットの着用は必須。

 

約650mの見学コースをガイドさんが詳しく案内してくれます。

 

日本一の錫鉱山として栄えた明延鉱山は、昭和62年の閉山まで国内90%以上の錫を産出していました。

当時の様子がそのまま残る坑道内は、ドラマや映画の撮影にも使用されるそう。このツアーの少し前には、ドラマ『海に眠るダイヤモンド』の撮影があったそうですよ!

 

坑道内は年間を通じて12度前後。この環境を利用してお酒を熟成させる熟成庫「明壽蔵(めいじゅぐら)」があります。ここで熟成された「仙櫻(せんさくら)」はなかなか手に入らない程の人気商品です。

 

人だけではなく大きな重機も運んだエレベーター。

 

閉山後、坑道内には水が満たしてあり、このような大きな重機も水の中に眠っているのだそう。

 

資料館にあった明延鉱山の坑道模型。地面の中をこんなに把握できるものなんですか?(すごい!)

 

こちらも、わかりやすくかわいい模型で構造が説明されています。

 

tabiwa by WESTERアプリのクーポンでキラキラ光る「黄銅鉱」をゲット!小さい時、このキラキラした石を集めていたのでテンションが上がりました!

 

 

街歩き

引き続き、ガイドさんに町を案内していただきました。

明延には「一円電車」があります。明延鉱山から神子畑選鉱場に鉱石を運ぶ鉱山鉄道で、運賃が1円だったことから「一円電車」と呼ばれています。この「くろがね号」には一円電車体験試乗会で乗ることができますよ!

 

トンネルは狭いので一円電車も小さく作られています。とてもかわいいですが、大人の男性はかなり窮屈だったでしょうね。

 

こちらは当時から地域の人たちに愛された小林たばこ屋さん。10年前に空き家となりましたが、このたばこ屋さんを復活させようとクラウドファンディングも行われているそう。オンライン診療所やお土産屋さんなど、いくつかの機能が備わった複合施設をめざしているそうです。

ガイドさんの丁寧な案内で、レトロでかわいく、そして今の時代に合った進化をめざす鉱山町を巡ることができました。

 

 

フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫但馬やぶ

宿泊はフェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫但馬やぶです。

昼食を食べた「道の駅 ようか 但馬蔵」に隣接するホテルです。

レストランや宴会場を設けない宿泊特化型のホテルで、道の駅を含め、地元での食事を堪能できるスタイルです。

 

めちゃくちゃ素敵なお部屋です!

 

ロビーの奥には交流スペースがあり、簡単な食事が取れるよう、キッチンやランドリーなどが備えられています。

 

 

長寿の郷Gohanya

ホテル近くの「長寿の郷Gohanya」で夕食です。

但馬といえば「但馬牛」ですよね!

おいしい但馬牛の他、新鮮なお刺身や煮物などたくさんのお皿が並び、どれも絶品です。

 

 

そして、こちらは明延鉱山で熟成させた「仙櫻」。やわらかくコクと甘みのあるお酒でとてもおいしく頂きました。

tabiwa by WESTERアプリのクーポンはソフトドリンク1杯無料でした。

 

ホテルに戻り、就寝です。

ちなみに、朝食は事前に申し込んでおくと朝食セットを用意していただけますよ!

 

こちらのホテルでは、tabiwa by WESTERアプリのクーポンでお米をいただきました!

 

 

神子畑鋳鉄橋

さて、2日目のスタートです。

まずは養父市を出発し、朝来市へ。神子畑(みこばた)へと向かいます。

こちらの橋は「神子畑鋳鉄橋(みこばたちゅうてつきょう)」です。

明治18年の架設で、日本最古の鋳鉄橋であり国の重要文化財に指定されていて、鉄橋としても日本で3番目の古さを誇ります。

神子畑鉱山で採鉱された鉱石を生野の精錬所へ運ぶために作られた橋で、まさに「鉱石の道」そのものです。

橋の先には坑道跡もありますよ。

 

神子畑選鉱場跡

大きな「シックナー」が目を惹く「神子畑選鉱場跡」です。

 

神子畑もかつては銀と銅を産出する鉱山でしたが、衰退。その後、明延鉱山から運び込まれた鉱石を選鉱する大規模な「機械選鉱場」に生まれ変わります。

神子畑選鉱場跡についても、ガイドさんに詳しく説明してもらいます。

こちらのtabiwa by WESTERのアプリクーポンは神子畑グッズ1000円以上お買い上げでステッカープレゼントでした。

 

羽渕鋳鉄橋

神子畑から生野銀山へ行く道中にもう一つの鋳鉄橋、「羽渕鋳鉄橋(はぶちちゅうてつきょう)」があります。

洪水による修繕・修復を経て、台風の災害による河川改修に伴い、現在の場所に移築されました。

横から見ると2連のアーチになっていて「羽渕のめがね橋」とも呼ばれています。

 

道の駅 フレッシュあさご

さて、そろそろお昼ご飯です。

「道の駅 フレッシュあさご」は播但連絡道路 朝来サービスエリア内にあります。

旬の農産品も販売されていて、この日は朝来市の特産品「岩津ねぎ」が多く販売されていました。

ここで、生野の名物「ハヤシライス」をいただきます。

生野町内には鉱山に勤める人たちの社宅が建てられ、東京から赴任した職員の社宅には、都会のモダンな文化が届いていました。そのひとつが、社宅の食卓にのぼっていた「ハヤシライス」です。

こちらのtabiwa by WESTERのアプリクーポンは売店で10%割引クーポンでした。

 

生野銀山

次は「生野銀山」です。

明治元年に政府の直轄となり、最新技術が投入された日本の近代鉱山第1号。

生野銀山は日本遺産「銀の馬車道 鉱石の道」の中心地です。

 

生野銀山もガイドさんをお願いし、詳しく説明してもらいます。

坑道は約1000m。江戸時代の採掘を再現した場所と、近代の採掘を再現した場所があり、コースを歩きながら違う時代を体験でします。見学できる行動は1000mですが、未公開の坑道を含めると総延長350kmもあるというから驚きです!

 

地下で働く人形の皆さんは「超スーパー地下アイドルGINZANBOYZ」です!

一人一人プロフィールがあるのでぜひチェックしてみてくださいね!

 

巨大な巻き上げ機は圧巻です。

 

資料館では模型で展示、説明がされています。貝殻に油を入れ火を灯していたり、空気の入れ替えを行っていたりと、当時の様子がよくわかりますね。

 

 

口銀谷ミュージアムセンター

生野の町中に流れる市川沿いに「口銀谷ミュージアムセンター」があります。

明治中期から昭和初期に立てられた旧浅田邸と旧吉川邸が、見学施設として整備されています。

イベントスペースや古民家カフェ、蔵はギャラリーとして活用されています。

(本館が旧浅田邸・別館が旧吉川邸)

 

ミュージアムセンターの横にはトロッコ道があります。

 

今も残る線路、そしてトロッコ道の下に見えるアーチが鉱山町の風情を醸し出していますね。

 

 

 

さて、そろそろ旅も終わりです。

今回、モニターツアーということで参加したのですが、正直、地元で何度も行っている所だから新鮮に感じることはないだろうな、と思っていました。ところが、実は知らないことや初めてのことが多く、びっくりする旅となりました。

特におすすめなのが「ガイドさんの説明と案内」です。

説明がなく「見学だけ」の場合と、「鉱石や歴史、当時の様子などを知っているプロのガイドさんと一緒に見学する」場合では面白さ、楽しさが全く違うと感じました。

文中ではガイドさんの説明はほとんどお伝えしていないので(書ききれない程の情報量です!)ぜひご自身で、直に体験していただきたいと思います!

 

 

今回の旅について詳しく知りたい方はこちらの特設サイトからご覧ください!

「日本遺産体験周遊ツーリズム 鉱石の道 特設サイト」

 

 

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あさぶら事務局スタッフ

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