イベント詳細

第18回全国こども絵画選抜展2022(終了しました)

 

第18回全国こども絵画選抜展2022

11月5日から12月4日まで、あさご芸術の森美術館で開催

朝来市では、全国の小・中学生を対象にした公募展「全国こども絵画選抜展」を実施しています。「花と緑」「ふるさと」をテーマに全国の小中学生に絵画を募集したところ、6440点の作品が寄せられました。このうち審査で選ばれた100点を展示しています。こどもたちの力作をどうぞご覧ください。

なお11月6日は、「関西文化の日」で入館が無料となります。

「あさご芸術の森美術館アートマーケット」を開催しますので、合わせてお楽しみください。

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全国こども絵画選抜展2022審査総評

今回の審査開会場は、花がいっぱい、特にひまわりの花が咲き誇っていました。

大きく一輪を描いたもの、お花畑に群生する様子をとらえたもの、技法を凝らしたものや丁寧な写実描写、さまざまな方法、それぞれの主題意識で表現されていました。

また、自然(自然の美しさ、環境保護の視点など)や人と人とのつながり、平和などのテーマ性が感じられる作品が散見され、皆さんが「今」をどう感じ、捉えているのか、作品を通して伺い知ることができるように思いました。

現代は、コロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻、米中(日中)関係の不安定化や地球温暖化による自然災害の増加など、本当に不安な時代です。それ故に、人と人とのつながりや平和、自然環境の大切さなどが改めて意識されるように思います。表現することを通して、世界に対する感性や想像力をたくましくすることが、図工・美術教育において、求められているのではないでしょうか。私は「人にいやさしい・自分にやさしい・世界にやさしい美術教育」が大切だなと、最近は考えています。

さて、今回も6440点と、昨年に続き、多数の応募作品が集まり、本当にうれしく思っています。今回の特徴としては、先にも述べたように、花を描いた作品やテーマ性の感じられる作品が目立ったこと、また、これまであまり見かけなかったテーマや方法の作品に惹かれるものがあったこと、そしてマニュアル的な指導のもとに描かれた作品が姿をひそめ、子どもそれぞれの主体性が表れた作品が増えてきたようにも思いました。一方、先生方の熱意や工夫が熱く伝わる作品にも感心させられました。特に多数の作品を応募されている学校(絵画教室)の迫力には驚かされました。ただ、指導方法や題材内容・技法などが類型化しすぎないことにも今後は留意する必要があるかもしれません。

来年度は、コロナ禍や、ウクライナの問題などが沈静化し、穏やかな世界が開いてくるといいですね。子どもたちののびやかで楽しい作品を、期待しています。次年度もよろしくお願いいたします。

          行動美術協会会員・兵庫教育大学名誉教授  初田隆

 

「ふるさと大賞」・最優秀賞  西森 のえる(中学3年生)「お爺さんの家」

「花と緑の大賞」・最優秀賞 樋口 智子(小学5年生)「大自然の川に大ジャンプ」

「兵庫県知事賞」荒山 千尋(中学2年生)「躍動する猫」

「兵庫県知事賞」 井藤 環 (小学1年生) 「いえのちかくのやぎにのせてもらったよ!」

「朝来市長賞」壽賀 心優(中学3年生)マンホールからのびる花

「朝来市長賞」廣川 莉奈(小学2年生)「トウモロコシ畑と私」

「兵庫県教育委員会賞」 井上 美晴(中学3年生)「眠る選鉱場」

「兵庫県教育委員会賞」 田中 菜悠花(小学6年生)「黄色い花」

「(一財)兵庫県学校厚生会理事長賞」 石川 花音(中学2年生)「収穫前のとうもろこし畑」

「(一財)兵庫県学校厚生会理事長賞」 清水 惺葉(小学6年生)「おばあちゃんの畑からの景色」

イベント情報

開催日時 2022.11.05(土)~2022.12.04(日) 10:00~17:00
開催場所
お問合わせ
観覧料

大人 500円/高校・大学生 300円/小・中学生 200円  団体(20名以上) 各50円引

ココロンカードの提示で無料入館できます

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