イベント詳細

あさごの小さなフォトグラファー展2024

「あさごの小さなフォトグラファー展」

小学生、中学生、高校生を対象に写真作品を募集していました「小さなフォトグラファー展」の入賞・入選作品が決定しました。

全国から応募いただいた96点の中から選ばれた入賞・入選作品43点があさご芸術の森美術館にて展示されています。

ぜひご覧ください。

 

あさご芸術の森美術館「あさごの小さなフォトグラファー展2024」に多くの応募をいただき、ありがとうございます。前回に引き続き、私、写真家の井上浩輝が審査員として、みなさまの応募作品を鑑賞、そして審査をさせていただきました。今年も「自由なテーマ」という開放的な枠組みのもと、審査では、応募いただいたそれぞれの写真が語る独自の物語、その一瞬の美しさや素敵さ、そしてそれらがどのように技術的に表現されているかを、昨年同様に総合的な視点で評価をしました。

あさご芸術の森美術館フォトコンテストに今年も寄せられたみなさまの多彩な作品に深い敬意を表します。応募いただいた作品一つ一つが、それぞれ独自の色彩と物語を纏っていて、審査するにあたっての選択は格別の難しさを伴いました。このことは、みなさまの作品が持つ魅力と多様性の証しでもあると強く感じています。このような小中高生を対象とした写真コンテストを開催して、多くの方々に参加、応募いただくことで、今回も多くの小中高生に写真表現の楽しさを感じてもらうことができたかと思います。また、それらの作品が並んで展示されるとき、また一段とそれぞれの作品が魅力的に見えてくる感覚も写真表現の面白さとして感じていただけるとさいわいです。

写真家 井上 浩輝

2024年3月16日

 

 

 

大賞 「歩幅を合わせて」 井上葵

[講評]

見る者をしあわせにしてくれる空気感があふれる作品で大賞に選ばれた『歩幅を合わせて』は、写真の中から二人に吹く風がやさしく吹いてきそうなほど印象深いものでした。写真は、ある瞬間を写し止めるものですが、その瞬間の先後を想像して楽しむことができるものです。この作品は、その瞬間だけでなく、半年後、いえいえ一年後、もっと先さえ想像や期待をしたくなるしあわせな物語を感じます。

 

 

 

準大賞 「変顔大会」 土野悠

[講評]

準大賞の『変顔大会』は、総合得点位を走る黄色組の三人がさらに点数差をつけるべく、必死の形相で走る素敵な瞬間を捉えられています。物語性をひしひしと感じますし、背景の空模様の露出だけでなく、三人の顔が日影になっているのに黒つぶれしていない露出のコントロールもできていて、技術的にも素晴らしい仕上げになっています。

 

 

 

 

審査員 井上浩輝 特別賞 「朝霧に呼ぶ」 徳安愛子

[講評]

朝霧の神秘的な中でホオジロを写した作品で審査員特別賞となった『朝霧に呼ぶ』は、まるでホオジロが歌っているような想像をさせるものです。霧の中での撮影は、光の管理が難しいものですが、この作品では光と影を上手に操り、絶妙なバランスを見せています。

 

 

 

 

あさご芸術の森美術館賞 「モノクロなこころ」 山本都々生

[講評]

モノクロームの強めのコントラストでしあげられていて、光と影の間のドラマチックな交錯が閉じ込められた作品であさご芸術の森美術館賞を受賞された『モノクロなココロ』には、物語性と静寂な美を感じさせてくれます。シャボン玉の輝きとそれが持つ透明性は、周囲の暗さを通してさらに際立っており、光があることの美しさを印象づけてくれて、素敵です。

イベント情報

開催日時 2024.03.16(土)~2024.05.06(月)
開催場所
お問合わせ
料金

[一般] 500円
[大・高校生] 300円
[中・小学生] 200円
(20人以上の団体は50円引き ココロンカード利用可)

会場

あさご芸術の森美術館1階展示室 (水曜は休日)

入賞・入選者一覧

入賞・入選者はコチラ

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