甘い季節が待ち遠しい

南谷 雄大(みなみだに ゆうた)さん(写真右) / 里衣(りえ)さん(写真左) [南谷農園]

【プロフィール】

東河の久田和で「南谷農園」を開く南谷夫妻。そろって昭和 59年生まれで、雄大さんは神戸市出身、里衣さんは岐阜市出身。数年前に名古屋で出会い「、ぶどうが大好き」という共通点を持つ。

 

【朝来市でぶどう農家に】

ぶどう農家になる夢を実現すべく候補地を探していた際、以前からぶどう栽培を行っていた『農事組合法人ファームくだわ』代表理事の清田正巳(きよたまさみ)さんを市役所を通じて紹介してもらい、理想的な自然環境と、清田代表の農業の未来を見据えた考え方に感銘を受け朝来市への移住を決意。市の移住者支援事業を活用し、昨年6月から新規就農研修を始め、現在に至る。

 

【ぶどう栽培を通じて感謝の気持ちを伝える】

移住について里衣さんは、「不安もありましたが、それ以上に面白そうだという気持ちが強かったです。地域や行政の方々のサポートで人のつながりが増え、かわいがってもらい感謝しています。」と笑顔を見せ、「ぶどう栽培を通じてさらに多くの人に感謝の気持ちを伝えていけるようになりたいです。」と話す。

 

【地域を元気づけられる存在に】

今後について雄大さんは、「栽培面積拡大や6次産業化を目標に『朝来市のぶどう』を誇れる存在に育てたいです。また自分たちらしく『カッコいい農業』を追求し市内外の若い世代や、女性にも農業に興味•関心を持ってもらえるよう取り組む中で、朝来市の農業や地域を元気づけられるようになりたいです。目指すべき理想の将来像は、清田代表のような存在ですね。」とはにかんだ。

 

朝来市広報誌2019年8月号に掲載