続・幻のヘビ発見! 和田山中学校3年生がジムグリを確認
朝来市で再び「幻のヘビ」が見つかりました!
発見したのは、和田山中学校3年生の濱 凛誠さん。幼い頃から爬虫類や両生類が大好きで、生きもの観察を続けてきた“生きもの博士”です。
5月17日の夕方、弟さんと川で釣りをしていたところ、川を泳ぐ1匹のヘビを発見。濱さんはひと目で「ジムグリ」だと気付き、すぐに捕獲しました。
捕獲後は興奮冷めやらぬまま、朝来市役所市民課環境推進室の波多野さんへ写真を送信。実は2人は、濱さんが5歳ごろからの“生きもの仲間”。
送られてきた写真を見た波多野さんも、思わず「よしっ!!」とガッツポーズをしたそうです。
実は濱さん、令和4年度にも朝来市で「幻のヘビ」と呼ばれるシロマダラを発見しています。今回のジムグリ発見は、それに続く快挙となりました。
ジムグリは日本固有種のヘビで、成体は70~90cmほど。兵庫県内でも目撃例はあるものの、朝来市ではこれまで確かな証拠が残されておらず、今回の確認は貴重な記録となります。
さらに興味深いのはその食性です。ジムグリは、自分の口に入る大きさのモグラやネズミの仲間など、小型哺乳類しか食べないという超偏食のヘビ。カエルや魚、ミミズなどは食べません。
そのため、ジムグリが生息していることは、小型哺乳類が安定して暮らせる豊かな自然環境が保たれている証拠でもあります。
今回の発見は、朝来市の自然の豊かさを示すとともに、生きものへの深い愛情と観察力を持つ中学生による大きな成果となりました。
幻のヘビを見つけたことについて「認められた気持ちがして嬉しいです。難しいと思うけどみんなに好きになって欲しい」と話してくれました。
ちなみに濱さんの次なる目標は「タカチホヘビ」の発見とのこと。
朝来市から、次の“幻のヘビ”発見のニュースが届く日も近いかもしれません。
【発見概要】
[発見日時]
令和8年5月17日(日)18:00頃
[発見場所]
朝来市和田山町内
[発見者]
濱 凛誠さん(和田山中学校3年生)
[同定者]
太田 英利 博士(理学)
兵庫県立大学名誉教授 爬虫類・両生類が専門
[種名]
ジムグリ(ナミヘビ科・日本固有種・無毒)
[特徴・希少性]
兵庫県版レッドリストで「最近減少が著しい種、優れた自然環境の指標とな る種などの 貴重種に準ずる種」に該当する「要注目」に分類されている。本 州とその周辺の島に生息しているが、餌が、自分の口に入るサイズの地中 性ないし半地中性の小型哺乳動物(ジネズミ、ヒミズ、ハタネズミ、コ ウベモグラの幼体など)に限られる(つまり小鳥、トカゲ、カエル、小 魚、ミミズといった他の小動物は決して食べない)。つまり、このヘビ が生息できているということは、こうした小型の哺乳類が安定して生息 する豊かな自然が維持されていることの証左とは言えると思います。 (太田英利先生談)

喜びに浸りながら市役所職員波多野さんに送信した写真↑



