仲野太賀さんが朝来市に来訪!「豊臣兄弟!」トークライブin朝来に750人が熱狂

 

6月14日、和田山ジュピターホールで「大河ドラマ『豊臣兄弟!』トークライブin朝来」が開催されました。

会場には応募倍率15倍を超える抽選を勝ち抜いた約750人が集まり、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で主人公・豊臣秀長(小一郎)を演じる仲野太賀さんが登壇。撮影秘話や役への思いついて語りました。

 

イベントは二部構成で行われ、第1部では歴史学芸員による講演が実施され、秀吉・秀長兄弟と但馬地域の関わりや、竹田城、生野銀山の歴史的な重要性について紹介されました。

 

そして迎えた第2部。仲野さんが登場すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。司会を務めた石井美江さんも「こんな大きな歓声は初めて」と驚くほどの盛り上がり。仲野さん自身も歓迎ぶりに「たくさんの方に来ていただいて本当にうれしいです。最後まで皆さんに楽しんでいただけるよう、たくさんおしゃべりできたらいいなと思っております。」と笑顔であいさつしました。

 

 

トークの冒頭では、現在放送中のドラマを象徴するポスタービジュアルの制作秘話が披露されました。兄・秀吉役の池松壮亮さんとの満面の笑顔が印象的なポスターについて、「あれは100%……いや120%くらいの笑顔です」とコメントし、会場の笑いを誘いました。

撮影を担当したのは写真家の川島小鳥さん。実は仲野さん自身が熱烈にオファーしたそうで、ポスター制作には出演者やスタッフが何度も議論を重ねながら取り組んだことも明かされました。作品への強い思いが込められたビジュアルだからこそ、多くの視聴者の印象に残っているのかもしれません。

 

放送開始から半年が過ぎ、ドラマはいよいよ折り返し地点へ。司会者から「過去の自分にアドバイスするとしたら?」と聞かれると、仲野さんは「お前、思いのほかセリフがうまく言えねえから、もっと練習しろよって言いたいですね」と即答。

続けて「上手に編集していただいているんですけどね」と苦笑しながら、時代劇特有の言い回しに苦労していることを明かしました。現代劇とは異なる言葉遣いや発声に苦戦し、「口の筋肉が追いつかないことがある」と語る場面も。

さらに、「小栗旬さんに『お前、次噛んだら切腹な』って言われたこともあります」と撮影現場でのエピソードを披露し、会場は大きな笑いに包まれました。

 

一方で、撮影中に落ち込むこともあったそうですが、共演者たちの支えに何度も助けられたといいます。

仲野さんは自身について「わかりやすく落ち込むタイプ」と語り、「一人で体育座りしてるときもありました。

そういうときは(竹中半兵衛役の)菅田将暉が近づいてきて『大丈夫か?』って声をかけてくれたり、お兄ちゃん(豊臣秀吉役の池松壮亮さん)が膝に手を乗せてトントンしてくれたりするんですよ」

そうした共演者たちの支えがあったからこそ、「乗り切ることができた」と感謝の思いを語りました。ドラマの中だけでなく、撮影現場でも強い絆で結ばれている“豊臣兄弟”の関係性が垣間見えるエピソードに、会場からは温かい拍手が送られました。

 

また、朝来市にとって特に印象深い竹田城攻略のエピソードについても触れられました。
第21回「風雲!竹田城」では、小一郎が初めて総大将として軍勢を率いて竹田城攻略に挑みます。これまで兄・秀吉の背中を追いながら成長してきた小一郎にとって、大きな転機となる場面です。

 

仲野さんは当時の心境について、

「普段は秀吉が横にいて、その勢いや熱量に引っ張ってもらうことが多いんです。でも『総大将を任せる』と言われたときは、やっぱり少し心細さもありました」と振り返りました。

 

しかし、竹田城主・太田垣輝延を演じていたのは実の父である中野英雄さん。

「総大将になって退治するのが自分の父親だったので、そういう意味では心細さはなくて、むしろ心強かったですね」
と笑いながら語り、会場を和ませました。

 

その一方で、小一郎という人物らしい総大将像をどう表現するかについては強く意識していたそうです。

「小一郎だからこその大将らしさ、総大将らしさをすごく心がけました」
と語る表情からは、役柄への真摯な向き合い方が伝わってきました。

 

さらに仲野さんは、この竹田城攻略のエピソードを通して、兄・秀吉の存在の大きさを改めて実感したとも話しました。「『小一郎、なんとかしてちょ』みたいなシチュエーションは結構あるんですけど、どこかで小一郎自身も秀吉に甘えていた部分があったんだなと思いました」

そして、

「秀吉の存在の大きさをすごく感じたし、小一郎としてしっかり物語を引っ張っていかないといけないという責任感もありました。覚悟のいる回でしたね」と、主人公としての思いを語りました。

 

会場が聞き入る中、最後に竹田城の話を続けようとして、思わず「たけし城」と言い間違えるハプニングも。すぐさま「たけし城じゃねえわ!」と自らツッコミを入れて訂正すると、会場は大爆笑。真剣なトークと親しみやすいユーモアが入り混じる、仲野さんらしいひと幕となりました。

 

今回のトークライブには、福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の歴史学芸員・石川美咲さんも登壇。

先日放送された第21回「風雲!竹田城」をテーマに、竹田城と秀長の関係、生野銀山をめぐる戦国時代の情勢などが紹介されました。

竹田城攻略の際に立ちはだかった太田垣輝延の話題になると、仲野さんは大きく拳を振りかぶるポーズを見せながら「身に覚えがあります」と一言。会場は大爆笑に包まれました。

劇中で輝延を殴るシーンについては、「これは母ちゃんの分だ、みたいな気持ちでやってました」と冗談交じりに振り返り、会場を沸かせました。

 

また、イベント当日に、実際に竹田城跡を訪れた仲野さん。

「秀長さんはこの道を歩いたのかもしれない。こういう景色を見ていたのかもしれない。そんなことを考えながら歩くと、本当に想像が膨らみました」

と語り、初めて訪れた竹田城跡に、感動されていました。

 

実はその登城の様子を取材していたのですが、仲野さんの姿を見つけた観光客らは突然の“本人登場”に驚き「えーーー!!」と歓声が上がっていました。

「小一郎さーん!」「太賀くん、頑張ってー!」「毎週見てます〜!」といった声が次々に上がり、仲野さんが笑顔で手を振る姿が印象的でした。

 

第23回「さらば半兵衛」の注目ポイントを聞かれると、間髪入れずに「菅田将暉!」と即答。

「菅田将暉の竹中半兵衛は本当に圧巻です。ぜひ楽しみにしていただければと思います」と力強くアピールしました。

 

最後に来場者へ向けて、

「こうして皆さんと顔を見合わせてお話しできると、本当にたくさんのパワーをいただけます。撮影は残り5カ月ぐらいありますけど、今日いただいた力を糧に最後まで走り抜きたいと思います。どうか最後まで応援よろしくお願いします」

と感謝の気持ちを伝えると、会場からは大きな拍手が送られました。

 

朝来市と深い縁を持つ豊臣秀長。その人生を演じる仲野太賀さんの言葉からは、作品への愛情と役への真摯な姿勢が伝わるひとときとなりました。

 

竹田城や生野銀山をはじめ、ドラマの舞台となった朝来市。これから放送される「豊臣兄弟!」を楽しみながら、改めて地域の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

 

 <仲野太賀さんコメント> 

竹田城はずっと来てみたかったので見学が出来てうれしいです。小一郎が初めて総大将として攻め込み、開城させたという思い出深いシーンの舞台となった場所ですし、もしかしたら秀長はこの道を通っていたのかなとか、この景色を見ていたのかなと想像しながら見学しました。井戸のあった場所や、時代によって作り直された石垣、当時から残っている石畳などを見て、いろいろ勉強になりましたし、たくさんの要素から当時を連想し、ロマンを感じました。 

 

竹田城は、但馬守護山名宗全が配下の太田垣氏に命じて築かせたのが始まりとされます。 

小一郎(のちの豊臣秀長)が武将として大きく飛躍する転機となったのが、この但馬の地でした。秀吉の命により但馬平定を任された秀長は、竹田城を攻略。城代として入城し、城の大改修を行うなど、但馬統治の礎を築きました。まさに、竹田城は「名将・豊臣秀長」がその手腕をいかんなく発揮し、天下統一への足がかりを固めた場所なのです。 

大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、小一郎は、生野銀山を管轄する竹田城の城主・太田垣輝延(おおたがきてるのぶ)と対峙たいじします。太田垣輝延は、中野英雄さんが演じました。 

 

大河ドラマ『豊臣兄弟!』は総合で毎週日曜午後8時から放送中です。

(BSでは午後6時から、BSP4Kでは午後0時15分から)。

【作】八津弘幸 

【音楽】木村秀彬 

【語り】安藤サクラ 

【出演】仲野太賀 池松壮亮 吉岡里帆 浜辺美波 白石聖 坂井真紀 宮澤エマ 倉沢杏菜 菅田将暉 

大東駿介 松下洸平 中島歩 要潤 山口馬木也 宮﨑あおい 小栗旬 他 

【時代考証】黒田基樹、柴 裕之 

【制作統括】松川博敬、堀内裕介 

【プロデューサー】高橋優香子、舟橋哲男、吉岡和彦(展開・プロモーション)、国友 茜(広報) 

【演出】渡邊良雄、渡辺哲也、田中 正、酒井 悠、石川慎㆒郎 

【公式サイト・SNS】 

https://one.nhk/toyotomi-kyodai 

X:@nhk_toyotomi 

Instagram:@nhk_toyotomi