オオサンショウウオの魅力に出会う!「たんよう あさごオオサンショウウオLABO」

 

兵庫県朝来市の豊かな自然に囲まれた生野町黒川地区に、オオサンショウウオをはじめとする地域の生きものや自然環境について学べる施設ができました。

2026年7月26日にオープンした「たんよう あさごオオサンショウウオLABO(朝来市自然環境保全センター)」はオオサンショウウオの調査・研究や保護活動に加え、貴重な研究成果の展示、自然環境に関する情報発信、環境教育などを行っています。

子どもたちが楽しみながら自然について学べるのはもちろん、大人にとっても知らなかった生きものの世界に触れられる興味深い場所です。

 

巨大なオオサンショウウオがお出迎え

 

館内に入ると、まず注目したいのが大型水槽の展示です。

横幅約5メートル、奥行約1メートルという大きな水槽が2基設置され、それぞれの水槽で全長約1メートルにもなるオオサンショウウオを見ることができます。

 

展示されているのは、推定70歳のメス「よしこさん」と、オスの「あばれる君」。

水中をゆったりと動くその姿は迫力がありますが、じっくり観察してみると、意外なかわいらしさにも気付きます。

小さな目や丸みを帯びた体つき、ちょこんとした手足は、どこか愛嬌たっぷり。

前足には4本、後ろ足には5本の指があり、その姿はまるで小さな赤ちゃんの手のようにも見えます。

オオサンショウウオの寿命についてはまだ明確に分かっていませんが、100年以上生きる可能性もあると考えられているそうです。

 

 

 

「ハンザキ」ってどんな意味?

施設を訪れるなら、「ハンザキ」という名前にも注目してみてください。

「ハンザキ」は、かつてオオサンショウウオの標準和名として使われていた呼び名です。

大きな口を開いたときの姿が、まるで体が半分に裂けたように見えることから、この名前が付いたといわれています。

一見するとちょっと不思議な名前ですが、その由来を知ると、オオサンショウウオの特徴を表した興味深い呼び名だと感じられます。

 

 

見て、触れて、楽しみながら自然を学ぶ

館内の魅力は、生きたオオサンショウウオを観察できることだけではありません。

世界最大の両生類といわれるオオサンショウウオについて、その生態や暮らしている環境、現在直面している絶滅の危機などを、分かりやすく学べる展示が用意されています。

オオサンショウウオの大きな口の構造を模型で体験できるコーナーなど、普段はなかなか見ることのできない体の仕組みを、実際に体験しながら知ることができます。

 

 

さらに、幅約4.8メートル、高さ約2メートルの大型スクリーンも見どころのひとつ。

世界的に活躍する動物写真家・福田幸広さんが撮影したオオサンショウウオやコウノトリなど、朝来市の自然を捉えた映像を見ることができます。

 

 

研究の現場をのぞいてみよう

この施設ならではの特徴が、展示だけでなく「研究の現場」も身近に感じられることです。

館内には「ラボ展示」があり、研究員が実際に行っている調査・研究について知ることができます。

また、レクチャールームではメダカをはじめとした地域の生きものについても紹介。

身近な生きものから、世界最大級の両生類まで、地域の自然環境を幅広く学べる内容になっています。

最新の研究成果に触れられるため、一般的な博物館とは少し違った「研究施設」としての一面を楽しめるのもポイントです。

 

 

お土産探しも楽しみのひとつ

館内を見学した後は、ミュージアムショップにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

店内にはオオサンショウウオをモチーフにしたぬいぐるみや雑貨など、かわいらしいグッズが並んでいます。

迫力のある姿を見た後だからこそ、愛嬌のあるオオサンショウウオグッズをお土産に選ぶのも楽しそうです。

自分用の記念品としてはもちろん、オオサンショウウオが好きな人へのお土産にもおすすめです。

 

 

 

生野銀山・黒川温泉と一緒に訪れたい

施設があるのは、朝来市の中でも山あいに位置する黒川地区。

生野銀山からさらに山間部へ進んだ場所にあり、清流が流れる豊かな自然に囲まれています。

オオサンショウウオが生息する環境を実際に感じながら見学できるのも、この場所ならではの魅力です。

また、施設からすぐ近くにある黒川温泉と組み合わせて楽しむのもおすすめ。

生野銀山で地域に残る鉱山の歴史に触れた後、さらに山あいへ足を延ばしてオオサンショウウオや豊かな自然を訪ねれば、「鉱山のまち」と「自然豊かな山里」という朝来市の異なる魅力を一度に楽しむことができます。

 

オオサンショウウオから広がる自然への興味

大きな体と独特な姿で、一度見たら忘れられないオオサンショウウオ。

実際に水槽の中を泳ぐ姿を観察すると、その迫力だけでなく、長い年月を生きてきた生きものとしての不思議さや愛らしさも感じられます。

さらに、生態や環境問題、地域の生きものについて学ぶことで、普段何気なく見ている川や山の自然にも新しい発見があるかもしれません。

朝来市を訪れた際には、ぜひ黒川地区まで足を延ばして、オオサンショウウオの魅力と、この地域に息づく豊かな自然を体感してみてください。

 

 

[施設概要]
開館日:令和8年7月26日(日)
開館時間:13:00(通常営業時間 10:00~17:00/最終入館16:30)
休館日:水曜日・祝日の翌日
場所:たんよう あさごオオサンショウウオLABO朝来市自然環境保全センター
   朝来市生野町黒川507番地
入館料
・一般 300円
・高校生・大学生 150円
・中学生以下 無料

 

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